5月29日 JPA第4回セミナー「香り植物が作り出す『源氏物語』の世界」

販売価格 5,000円(内税)
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日本パフューマリー協会の第4回セミナーは、JPA代表理事の小泉祐貴子氏が登壇いたします。

小泉さんは株式会社セントスケープ・デザインスタジオの社長であり、パリのフレグランススクール「サンキエムソンス」の公式日本パートナーとして「サンキエムソンス ジャポン」の運営もされています。雑誌やオンラインメディアでのフレグランス連載や記事の監修など、プロの目線からフレグランスを広めるお仕事をされていますが、環境デザイン分野の学術博士でもおられます。ご専門は「香りの風景」。

今回のセミナーでは、博士課程で研究された『源氏物語』に描かれる庭園植物の香りについてお話いただきます。今年のNHK大河ドラマでも話題の紫式部が描く平安貴族たちの華麗なる世界。香り植物という切り口でみる1000年の昔の風景はどんなものなのでしょうか。

「光る君」を中心とする『源氏物語』の煌びやかな世界。香り植物が作り出す貴族たちの風情豊かな暮らしを紐解きます

『源氏物語』というと光源氏をとりまく恋愛物語と思っている方が多いでしょう。実際、現代語訳として出版されている本は全て稀代の色男であった光源氏が姫君との間に紡ぐストーリーが強調されています。けれども原文を読んでみると、そこには当時の貴族たちの暮らしや風習が実に鮮やかに描かれているのです。
『源氏物語』は薫物の香りについての詳細な記載があることでも知られていますが、今回はお香ではなく、庭園の植物から漂う香りに注目して1000年の昔の「香り風景」を紐解いて参ります。
貴族たちはどんな植物の香りを愛で、どんな風にそれを楽しんでいたのでしょうか。
今の私たちの暮らしへのヒントもたくさんありそうですのでご期待ください!

※ 講義で使用する香りの付いたムエットを事前に送付しますので、お申込みの際は送付先ご住所を記載してください。


講師プロフィール

小泉祐貴子 / Yukiko KOIZUMI 
香りディレクター

慶應義塾大学卒業後、(株)資生堂を経て欧州大手香料会社フィルメニッヒにて研鑽を積んだ後、2014年に株式会社セントスケープ・デザインスタジオを設立。香りに関する専門的な知識やスキルをベースとして、法人へのコンサルティング、香り環境デザイン、フレグランスコンサルティングなど幅広く手掛け、日本で人気の自然派コスメティックブランドの香水制作にも関わる。Vogue Japan誌などフレグランスに関する記事の監修・執筆も多数。
2021年にパリを本拠地とするフレグランススクールの公式日本パートナーとして「サンキエムソンス ジャポン」を創立。大学でも教鞭をとり、香水・香りファンや香りの仕事に携わる人の育成にも力を入れる。

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